【肉好き注意】今年はE型肝炎患者が急増中!!気をつけたいジビエ料理とは

ジビエ料理にはE型肝炎が深く関係しているかも…という事実を皆さんご存知ですか?注意すべきは豚肉だけじゃない!?その実態を調査しました。肉好きさんにはたまらない、ジビエ料理に潜むE型肝炎の基礎知識や、食べる前に絶対に知っておくべき情報を紹介!

 

E型肝炎患者が急増!原因に最近人気のジビエ料理が関係か

国立感染症研究所の調べで、2016年1月~4月10日までのE型肝炎患者数が116人にのぼったとの結果を発表しました(昨年同時期と比較すると2.2倍)。厚生省からは、E型肝炎の原因となる豚肉の生食や生レバーの禁止が2015年6月に発表されています。しかし、患者数をみると減少どころか発生者が後を絶たない、むしろ過去最高だった昨年患者数よりも増加している理由はどうしてなのでしょうか。

 

そこには、最近ブームとなっており専門店も多くなってきた「ジビエ料理」が大きく関係しているようなのです。

楽しむ前に絶対知るべき大人気のジビエ料理とE型肝炎の関係、そしてE型肝炎の特徴や長い潜伏期間についてなど詳しく調査しました。

 

そもそもE型肝炎とは?なぜ豚の生食提供が禁止になったの?

2015年6月12日より、豚の肉や内臓(レバーなど)を生食用として販売・提供することを厚生労働省が食品衛生法に基づき禁止しました。

 

豚肉を生のまま食べたり、レバーや内臓なども刺身として食べると、食中毒のリスクがある上にE型肝炎ウィルスに感染するリスクがあるからです。

平成24年に牛レバーを禁止したことで、牛レバーの代わりに豚レバーを提供するお店が増えたのですが、今度は豚レバーを提供することでE 型肝炎ウィルスの感染者が増加する結果となったんですね。

 

あまり耳慣れないE型肝炎ウィルスですが、劇症化するという非常に危険性があるウィルスなのです。

 

E型肝炎とは?

E型肝炎は、E型肝炎ウイルス(HEV)ウイルスに汚染されている食品や水などを食べたり飲んだりすることで、感染し引き起こされる急性肝炎です。

B型肝炎とC型肝炎のような血液や性行為からの感染といわれているウィルス性肝炎と違い、食事などを介して経口感染します。

 

どんな症状?

感染により慢性化することはなく、死亡などのケースは低いそうですが、感染すると、仕事や料理、食事の摂取などの気力が低下すると言われています。一過性の発症となるため、通常2週間~2カ月くらいで自然消失や自然治癒が見られると言われています。

しかし、重症化や劇症化する場合も稀にあり、重症な急性肝疾患の場合、命に関わる可能性あるので注意が必要です。また、特に妊婦や高齢者が感染した場合発症した場合に劇症化する率が高いとされているようです。

他、以下のような症状も。

 

  • 黄疸
  • 食欲不振
  • 肝腫大
  • 腹痛と腹の張り
  • 嘔気や嘔吐
  • 発熱

 

潜伏期間や治療法について

 

潜伏期間

このE型肝炎の厄介なところは、潜伏期間が非常に長く2~9週間。

感染直後に発症するわけではなく、長い潜伏期間を経て発症するため、感染源の特定がつきにくい特徴があります。

 

治療法

残念ながらE型肝炎の治療法は現在なく、急性期の場合は入院したり安静に過ごしながら、自然治癒するまで待つしかないのです。

重症化した場合は、医療機関にて症状に応じた治療が行われますが、E型肝炎特有としての治療法はありません。

また、感染予防のためのワクチン等も開発はされていません。

 

一過性とはいえ、劇症化する可能性もあるE型肝炎に治療法がないだけに、その原因と特定されている食品に対する注意はとても重要と言えるのです。

 

なぜ危険?ジビエ料理とE型肝炎感染の関係

ジビエ料理とは

ジビエ料理というのは、狩猟によって捕獲した鹿やウサギ、野鳥などの料理のことをいい、欧米では飼育された素材を使用することが多いので、素材が少なくとても貴重な料理。

最近はジビエ料理専門店や、ジビエを特産物として売り出している自治体もあり、美味しいだけではなくヘルシーで栄養満点と空前のブームとなっている料理なのです。

 

注意!ジビエ料理の生食は危険

人気のジビエ料理ですが、実はこのジビエ料理で提供される鹿やイノシシなども豚肉同様、E型ウイルスに感染する危険性が非常にあります。

つまり、禁止されている豚肉だけでなく、野生のイノシシやシカの肉や内臓も、十分に加熱して食さなければE型肝炎を発症したり食中毒にかかるリスクは相当あるということなのです。

 

厚生労働省は、豚肉同様にガイドラインやマニュアルを作成していますが、強制力がないため鹿肉の刺し身などをメニューとして扱っているお店も今はまだあります。

しかし、危険性を十分理解し、生で食べるのは絶対にやめることをおすすめします。

十分に火の通ったジビエ料理を楽しむようにしてくださいね。

家庭でジビエを調理するときの注意点

ご家庭でジビエ料理を購入・調理する場合は、以下の注意点をご確認ください。

 

  • きちんと安全が確認されたルートから購入できるか
  • 許可された「処理施設」にて処理されているか
  • 適切に管理され、流通された商品であるか

 

また、調理の際には、必ず中心部まで熱を加える調理方法を行うようご注意ください。

(肉の中心部分:70~75度で1分以上の過熱)

通常の家畜食肉よりもリスクが高いことをしっかりと意識しながら調理してくださいね。

 

安全な方法でジビエ料理を楽しんで!

ジビエ料理は、内臓や肉を生でさえ食べなければ安全に美味しく食べられます。専門店もでき、和食からフレンチまで幅広く楽しまれるジビエ料理。危険性やリスクをしっかりと知れば、まったく心配なことはありません!

味が濃く美味しい、そして栄養価があるのにヘルシーなジビエ料理を楽しんでくださいね。

【性同一性障害の真相】性の多様化を理解しサポートしよう

性同一性障害の真相を知っている方は、日本または世界にどれくらいいるでしょうか。アナタの周りにも、性同一性障害を持っていても誤解を招くことを恐れて周りに言えずにいる人がいるかもしれません。性同一性障害の真相を知り、サポートしていきましょう。

性同一性障害ってどんな病気なのか真実を知ろう

性同一性障害の方をサポートするためには、まずその真相を知ることから始めましょう。

 

多様化する性

性同一性障害には、性の多様化がキーワードとして挙げられます。性的指向という、人の恋愛・性愛の対象がいかなるものに向くのかという概念が多様化しているのです。

男性が男性を好きになったり、女性が女性を好きになったりなどの同性愛、または両性愛などの性の多様化は少数派のものであり、偏見や差別の目を向けられるという真相があります。現在はこのような偏見・差別が不当であるとの見方が普及しつつありますが、依然として偏見や差別がなされているという問題があります。

 

生物学的違和感

性同一性障害は、生物学的な性自分の認識としての性が一致しないために支障をきたしている状態を言います。身体は男性であるのに、心は女性である。反対に、身体は女性であるのに心は男性である。このような生物学的な性と認識している性の不一致、生物学的違和感によって性が多様化していくのです。

 

性同一性障害の原因

そもそも性同一障害の原因は何なのでしょうか。実はその原因は今だ解明されていません。しかしホルモンバランス胎児期が深く関わっていることが研究の成果として明らかになってきました。

通常、赤ん坊が母親のおなかの中にいる頃に受けるホルモンの影響で、生殖器や脳が形成され性が決定します。

男の子を例にすると、受精後に自らによって作り出されたテストステロンという男性ホルモンを浴びて生殖器が形成されます。さらに母親の子宮内でエストロゲンという女性ホルモンを浴びます。そして出生する直前に、再びテストステロンを浴びますが、これは母親から分泌されるものです。

ここで脳が男性であると決まります。つまり男の子であれば、胎児期に2度に渡って男性ホルモンを浴びることになります。しかし2回目の男性ホルモンによる男性の脳の形成が不十分であると、身体と認識の性の不一致が起きてしまうと考えられています。

 

性同一性障害の症状

性同一性障害の具体的な症状としては、以下のものが挙げられます。

  • 異性の格好(服装など)をする
  • 異性の遊び(男の子が女の子の遊び、女の子が男の子の遊び)に興味を持つ
  • 異性の友人を作る
  • 女性であるがサラシを巻いて胸を隠す
  • 男性であるがヒゲが嫌でたまらなくなる

これらのように、自分の身体の性を認めたくない意識、あるいは嫌悪感や不快感などを感じることが症状として出てきます。身体的な性では無く自身の認識している性で社会に受け入れられたいという傾向があります。

 

治療方法

性同一性障害の治療は、日本精神神経学会によって規定されている診断・治療のガイドラインに沿って行われます。精神的な治療身体的な治療に二分類されますが、一般的には精神的な治療が先行して行われます。

身体的治療はホルモン療法などが挙げられ、女性としての認識を持っている方には女性ホルモンを、男性としての認識の方には男性ホルモンを投与していきます。ホルモン療法は、ある程度の年齢になってしまうと骨格が決定されるために効果が限定的になってしまうという面を持ちます。身体的にほぼ変わりのない子供のうちにこの治療を行うと、その効果が発揮され、身体も女性のように或いは男性のようになります。

大人の方は身体的治療を求める方が多く、精神的治療から身体的治療へ移行される方もいらっしゃいます。これについては、病院側のチームとの十分な検討により実現するものです。手術療法なども身体的治療の手段として存在します。

これらの治療は、性同一性障害を持つ方が自分らしく生きていくためのものであり、治療後のサポートも病院側の役割となっています。

 

性同一性障害検査と診断

性同一性障害の真相が見えてきましたね。しかし性同一性障害であるか否かはどのように判明するのでしょうか。実際は病院で検査を受けることが一番ですが、ここではその性同一性障害の診断が簡単にできるチェックリストを紹介します。もし不安な方がいらっしゃれば、確認してみてくださいね◎

 

性同一性障害診断チェックリスト

ここでの性の前提は、身体的な性であるとします。

 

  • 同性の友人との価値観に違いがある
  • 異性の友人が多い
  • 小説などの物語を異性の視点で見る
  • 異性として扱ってほしい
  • (男性であるが)男性の目が気になる
  • 自身の性に違和感を覚える
  • 自身の身体的な成長に不快感を覚える
  • 趣味が異性的である

 

これらに当てはまる数が多ければ性同一性障害の可能性は上がりますが、実は性同一性障害の診断は専門家でも困難です。あくまでも一種の判断材料であり、これによって決定される訳ではないことを忘れないでくださいね。自身の性に多少の違和感を感じても、生きている上で問題が無ければ性同一性障害ではないとの診断を受けることもあります。

 

自覚する時期は人それぞれ

性同一性障害は、その原因からもわかるように先天的なものですが、それを自覚するきっかけは本当に人それぞれと言われています。現在の性の認識に何も不信感が無くても、徐々に嫌悪感を抱いていくようになる事もあります。または自覚していても嫌悪感・不快感が無い方もいらっしゃいます。性同一性障害というものは、そのきっかけも症状も本当に人それぞれのようです。

 

よくある兆候

先ほど性同一性障害の具体的な症状を挙げました。それらに共通し、性同一性障害のよくある兆候としてはやはり自分の性に違和感を覚えること体の成長に不快感を覚えることです。この自身の身体的な性に対するマイナスな感情が兆候としてあらわれます。

 

恋愛関係や趣味は無関係

性同一性障害を持っている方は、恋愛に関しても心の性に従った異性を好むことがあります。しかしそれは全てのケースに言えることでは無く、恋愛関係や趣味が無関係である場合も多くあるんです。

恋愛対象というものは他者に向けられたものであるため、性同一性障害とは別のものとして考える見方があります。自覚する時期が人それぞれであるように、異性的な趣味を持っていても気にならない方もいらっしゃいますよね。この点で恋愛関係や趣味は性同一性障害と無関係なのです。

 

まとめ

性同一性障害について、その真相に迫ってきました。性同一性障害は先天的なものであり、それを自覚するタイミングや自覚してからの生き方も本当に人それぞれです。周りに相談しにくい病気でもありますね。差別的な目を向けるのでは無く、性同一性障害の真相を知り、理解の上でサポートしていくことが重要です。

生理痛を抑える薬で死亡事故も!厚生労働省も注意喚起をしているロキソニンの副作用って?

病院で痛み止めと言えばロキソニンを処方されることが多いのですが、危険な薬って本当?ここでは生理痛や頭痛、歯痛などで処方されることの多い医薬品「ロキソニン」についての危険性や副作用についてわかりやすく解説していきます。

鎮痛薬のロキソニンに副作用があるって本当?

頭痛、生理痛、抜歯後の疼痛、関節痛等で病院にかかると、痛み止めとして処方されることの多いロキソニン。最近では薬局でも販売されるようになり(市販薬ではロキソニンS)、飲んだことがある方も多いのではないでしょうか。あのピンク色のやや大きめの錠剤です。

身近な薬なので安心なものなのかと思いがちですが、実はロキソニンにも薬剤である以上副作用がつきものです。先日重篤な副作用の発表が厚生労働省よりありました。

 

厚生労働省が深刻な副作用を発表

最近では常備薬と言ってもいいくらい、持参している人も多い鎮痛・解熱剤「ロキソニン」。そんななじみのあるロキソニンに、先日厚労省からショッキングな発表がありました。さかのぼること2016年3月22日。厚労省は「小腸・大腸の狭窄・閉塞」の重大な副作用があるとのことで「使用上の注意」に追記するよう指示しました。

 

ロキソニンの副作用は恐ろしかった

ロキソニンの有効成分は「ロキソプロフェンナトリウム」。炎症を抑え、痛みや熱などの症状を抑えてくれる薬です。ロキソニンは非ステロイド性抗炎症薬に分類されますが、これらの成分は、炎症を抑えるときに炎症の成分である「プロスタグランジン」という物質の生成を抑えると言われます。

ですがプロスタグランジンは胃腸の粘膜を保護する役割もありますので、胃腸のバリア機能が弱まってしまうそうです。バリアが弱まったまま飲み続けることにより、潰瘍や胃出血等の副作用が出てしまう場合があります。

病院では必ず胃を保護する胃薬が処方されますので忘れずに一緒に飲むようにしましょう。また、基本的には頓服扱いですので、長期の服用になる場合は医師の指示のもとで飲むようにしましょう。

 

ロキソニンの飲み方に注意

ロキソニンに限ったことではありませんが、薬は一緒に摂取するものによって薬の効果が弱まったり、逆に効き目が相乗効果で強くなってしまったり、副作用が強くなったりします。ロキソニンの場合はどうなのかまとめてみました。

 

アルコールと一緒に飲んではいけない

先ほども書きましたが、ロキソニンによって抑えられるプロスタグランジンは胃腸の粘膜を保護する役割もありますので、胃粘膜に対する負担は大きくなると考えられます。ですので、同じく胃粘膜に負担のかかるアルコールは、絶対に一緒に飲んではいけないとされています。

 

空腹時に飲んではいけない

その理由も先ほども書いた通りですが、胃腸の粘膜の保護ができなくなりますので、胃粘膜に対する負担が大きくなります。胃の中に何かが入っているときは胃腸が活動していますが、空腹時は胃腸の活動が低下しており、胃を荒らしてしまう恐れがあると言われています。

 

内臓や血液に異常があるときに飲んではいけない

病気によってはロキソニンを飲んではいけないという注意喚起がされています。以下の症状がある方は医師より処方が禁止となっておりますので、飲んではいけません。

  1. 消化性潰瘍のある人

  2. 血液の異常のある人

  3. 肝障害のある人

  4. 腎障害のある人

  5. 心機能不全のある人

  6. ロキソニンの成分にアレルギーのある人

  7. アスピリン喘息の人

  8. 妊娠末期の人

 

上記にあてはまらない方でも、服用して調子が悪くなるなど体に合わない場合もあるかもしれませんので、服用される場合は十分にご注意ください。

 

長期に渡って飲むと女性特有の病気になる危険性が高い

ロキソニンには、痛みを抑える際に血管を収縮させる作用があるそうです。つまり、血流が悪くなり、冷え症が酷くなってしまったり、肩こりが悪化したりしてしまう場合があるようです。

そして、より心配なのは子宮を冷やしてしまうこと。子宮や卵巣へきちんと栄養が運ばれなくなり、卵巣機能が低下したりして妊娠しにくくなることがあるそう。また、場合によっては乳がんや血栓症といった病気を引き起こしてしまうこともあるのだとか。怖いですね。

 

きちんと容量を守り、医者の指示のもと摂取する

頭痛や生理通を抑える薬としてなじみがあり、市販薬としても販売されているロキソニン。気軽に飲んでしまいがちですが、しっかりと容量や飲み方を守らないと重篤な副作用が起こることもあるのですね。空腹時に飲んだほうが効くのが早そう、などという素人の思い込みは本当に怖いです。

普通に飲んでいる分には副作用がおきにくい、とても助かるお薬です。しっかり説明書を読んで副作用が起きないように十分注意しましょう。

妊婦への影響が怖いジカ熱はこれからどうなる?東南アジア感染拡大中のニュースも!

世界で猛威を振るうジカ熱ですが、ついにアジア、シンガポールに上陸でこれからどうなるのか徹底解説します!

ジカ熱が騒がれているのはこんな理由!

世界中で猛威を振るっているジカ熱は日本での感染は未だ確認されていないものの、世界を巻き込んだ感染の広がりに予断を許さない状況が続いていますよね。

ジカ熱は南米で流行が始まり、リオ五輪による感染拡大が懸念されたあげく一部選手は出場を見合わせるなど大きな不安を与えました。

この記事ではジカ熱の症状や恐ろしさ、そして多くの方が心配する妊婦への影響などをお伝えします。

 

ジカ熱とはそもそも何か?流行の始まりや感染ルート

ジカ熱は蚊から感染する病気?2013年にポリネシアで流行が始まった

ジカ熱は蚊を介して感染するウイルス感染症です。蚊を媒介する病気と言えば、マラリアやデング熱が有名ですから皆さん一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?

リオ五輪が開催される南米で流行したため世界的に大きなニュースとなりましたが、実はこれまでもジカ熱は何度か流行しています。2007年にはミクロネシアのヤップ島で流行したあと、しばらくの間ジカ熱は息を潜めていました。

しかし2013年にポリネシアで10,000人の感染が確認され、翌年の2014年には地理のイースター島で流行して、ついに2015年にはブラジルなどを含む南米大陸で流行してしまいました。2016年はじめごろには、中央アメリカ、南アメリカ大陸、カリブ海の20の国と地域で感染が確認されています。

 

なぜジカ熱は南アメリカ大陸に渡ってしまったのか

南太平洋のポリネシアから南アメリカ大陸のブラジルとなれば数千キロ離れていますが、どうやってジカ熱が渡ったのでしょうか?

研究者の間では2014年のブラジルワールドカップ、あるいは2013年のコンフェデレーションズカップのとき、ポリネシア方面からの応援や観光客が持ち込んだのではないかと言われています。

 

ジカ熱のこんなところが恐ろしい!広がるリスク

感染者の80%は感染にすら気づかない!

感染後のウイルスの潜伏期間は3日?12日ですが、80%は感染しても症状が出てこないとのことです。つまり感染しても大半の人が気づかないところが本当に怖いですよね。

 

高熱にならず症状が軽い?感染が見つかりづらい

主な症状は発熱や関節炎ですが、38.5度以上の高熱になることは稀だそうです。このため症状が気にならなくてお医者さんにかからない方もいるでしょうから、感染発見の遅れや拡大に繋がりやすい病気です。これ以外の症状は目の充血なども見られるそうですよ。

熱と関節の痛みというとインフルエンザを思い出してしまいますね。日本では流行していないものの、熱は高くないけれど関節が痛いような症状があれば速やかに病院に行ったほうが良いと思います。

 

ジカ熱の治療は対症療法のみ?!

気になる治療ですが症状が軽いことや特効薬がないので、治療は発熱や関節の痛みを押さえるために解熱鎮痛剤を投与する程度の対処しかないそうです。

 

妊婦さんがかかると小頭症のリスクが50倍?!

ジカ熱の母子感染で赤ちゃんが小頭症になる

高熱が出ることは稀で、大半の人は感染していることにすら気づかないジカ熱ですが、妊婦さんがかかると大変なことになる可能性があります。

というのも、妊婦がジカ熱にかかると母子感染によって胎児がジカ熱に感染してしまい、胎児が小頭症になってしまうことがあるそうです。

小頭症の赤ちゃん、その母親の胎盤の双方からジカ熱ウイルスのRNAが発見されたことから、ジカ熱は小頭症の原因になると言われています。また、小頭症で亡くなった赤ちゃんの脳の組織からジカ熱ウイルスが検出されたという報告もありました。

 

小頭症になるリスクは50倍!

妊婦が妊娠初期(3ヶ月)にジカ熱に感染した場合、赤ちゃんが小頭症になるリスクは通常の50倍という研究結果もあります。別のニュースではおよそ10人に1人の割合で小頭症になるという結果も示されました。

健康な成人がジカ熱そのもので亡くなるケースは稀ですが、妊婦が感染してしまった場合は胎児への影響がとても大きいのが怖いところです。

 

世界の反響はこんなにすごい!

性交渉による感染が報告?感染拡大の原因になりそう!

蚊を媒介して感染するジカ熱。感染を防ぐためにはデング熱流行の際に言われた時の対策と同様、蚊に刺されないような工夫が大切です。しかし最近、ジカ熱の感染は蚊だけではなく、性交渉を通じて感染することがわかったため大変な衝撃を与えました。

 

流行地域から帰国後も8週間は要注意

このニュースを受けて厚生労働省は流行地域の滞在中はもちろん、帰国後も症状の有無にかかわらず最低8週間はコンドームを使用する、あるいは性行為そのものを控えるように呼びかけています。

 

東南アジアでジカ熱の感染拡大中

そしてジカ熱は東南アジアでの感染拡大も確認されています。タイでは2016年はじめに感染が確認された後、8月までに確認された感染者数は100人まで増えました。シンガポールでも80人を超えていて、さらに増えるのではと心配を呼んでいます。

 

寄生虫サナダムシの駆除薬が効く?!

その一方特効薬のないジカ熱に効くかもしれない薬が見つかったという明るい話題もあります。なんとサナダムシを駆除する薬がジカ熱ウイルスの増殖を防ぐ効果があるとのことで、実験が進められています。サナダムシを駆除する薬の歴史は古く、副作用が強くないので妊婦も服用できる点がとてもうれしいです。このような薬の研究と並行してワクチンの開発も急がれています。

 

まとめ

ミクロネシアから南アメリカ大陸に飛び火したジカ熱は東南アジアなど世界各国に感染が拡大しています。症状は比較的軽く、80%の感染者は症状が出ないなど気づきにくい病気ですが、妊婦が妊娠初期に感染した場合は小頭症の赤ちゃんが生まれる確率が50倍高まるなど恐ろしい結果を招く病気です。

性交渉による感染も報告されているため、蚊だけでなくコンドームの使用も推奨されます。日本では流行していないものの予断を許しません。これからも推移を見守りましょう!

【長引く夏風邪】咳、鼻水、発熱、下痢がいつまでも治らない!知っておきたい対策

風邪の中でも特に夏に引くものを「夏風邪」と呼びます。夏風邪は咳、鼻水、喉の痛みなどの症状がだらだらと長引きがち。一体なぜなのでしょうか?今回は、夏風邪が長引く理由と対策について、また夏風邪以外に考えられる病気について詳しく見ていきましょう。

夏風邪の鼻水や咳が止まらない!一体なぜ?

夏風邪で長引く喉の痛みや咳に悩まされる人も多いはず。夏風邪を長引かせる原因と、その種類について知っていきましょう。

 

夏風邪が基本的に長引く理由

そもそも風邪は、体の抵抗力が弱まっているときにかかりやすくなります。夏はエアコンの効いた屋内と屋外との気温差が激しいため、自律神経が乱れがちです。

 

また暑さによる食欲不振が体力低下を招き、疲労がたまった状態が続くと、風邪の原因となるウイルスを排出する機能もうまく働きません。これが夏風邪が長引きやすい原因だと考えられます。

 

大人と子供がかかりやすい夏風邪は少し違う

一般的な風邪のウイルスは200種類以上あり、寒さや乾燥した状態を好みます。しかし夏風邪の原因は、高温多湿を好むウイルスの場合が多くなっています。代表的なものが「エンテロウイルス」「アデノウイルス」。この2つは特に抵抗力の弱い子供がかかりやすいウイルスです。

 

一方、大人がかかりやすいのが「ライノウイルス」。こちらも高温多湿を好むウイルスですが、咳や喉の症状は出にくく、高熱や鼻水が主な症状となっています。

 

夏風邪の主な症状を抑えるには

夏風邪の主な症状には喉の痛みや咳、鼻水、腹痛などがあります。これらの症状は免疫力の回復を遅らせ、風邪を長引かせるという悪循環になってしまいます。つまり、まずは喉の痛みや咳の症状を抑えることが重要なのです。

 

喉の痛みには生姜が効果的

生姜には咳・鼻づまりを抑える成分が含まれています。生姜の絞り汁やすりおろしたものを紅茶に混ぜて飲むと、喉の痛みが緩和されたり、痰を出しやすくなります。このほか殺菌作用や咳どめ効果もあります。

 

寝る前の処置が大事

体力・免疫力の回復のためには、寝る前の処置が重要です。寝ているあいだに咳が出ないよう、寝る前に咳止めを飲むと効果的。また、寝る前にビタミン剤や栄養剤を飲むのもおすすめです。寝ている間に最大限体力の回復をはかるようにしましょう。

 

下痢止めは逆効果

下痢の症状は、夏風邪の原因となっているウイルスを排出しようというはたらきです。そのため、むやみに下痢止めを使ってしまうと体内でウイルスが増殖し、かえって治りが遅くなってしまうことがあります。とはいえ下痢が何日も続くと脱水症状を引き起こす恐れもあるので、病院で診察を受けましょう。

 

普段の生活を改善して夏風邪予防

夏風邪を予防するためにはウイルスを避けることはもちろん、体力・免疫力の低下を防ぐ必要があります。そのためには規則正しい生活を送ることが大前提です。夏風邪を予防するためのポイントを見ていきましょう。

 

ウィルスへの感染を予防する

  1. ウイルスに接触しないようにする

ウイルスに接触しないためには外出を控えることが一番ですが、実際にはそうも言っていられませんね。夏場でも外出時のマスクの着用を意識しましょう。

 

  1. 接触してしまった場合は、感染を防ぐ

ウイルスに接触してしまっても、感染を防ぐことは可能です。ウイルス感染の予防にはうがい・手洗いの励行が基本中の基本。うがい・手洗いは冬でも夏でも変わらず重要ですので、外出から帰った後には習慣づけたいですね。

 

そのほかにも、トイレや洗面所のタオルはこまめに変えるようにしましょう。濡れたタオルではウイルスが繁殖しやすいためです。

 

免疫力を低下させないコツ

栄養と休養をしっかりとろう

免疫力を保つためには、栄養と休養をしっかりとることが大切です。スタミナをつけるにはにんにくやニラを使った料理がいいでしょう。また乳製品に含まれるタンパク質には、免疫を活性化する効果がありおすすめです。

 

夏は食欲も低下しがちですが、無理のない範囲で食事はしっかり摂りましょう。食が進まない場合はおかゆにしたり、ゼリータイプの栄養補助食品で補う方法もあります。そして早めに寝て体力を回復するようにし、体調が悪いときは無理をしないことが大切です。

 

急激な温度変化に注意

急激な気温の変化も免疫力を低下させやすいので、冷房の効いた室内と屋外の行き来が多い場合などは注意が必要です。冷房の効いた屋内では、薄手のカーディガンを羽織ったり冷たい飲み物をとりすぎないようにしましょう。夏でも足元をあたためるようにしたり、腹巻きを使って冷えを防ぐのはおすすめです。また直射日光に長時間当たることは避けてください。

 

いつまでも夏風邪が長引くときは他の病気かも?

もともと長引きがちな夏風邪ですが、特に咳や喉の痛みがだらだらと続く場合は他の病気の可能性が疑われます。具体的に夏風邪と間違われやすい病気を見ていきましょう。

 

咳喘息

もともとアレルギーを持っている人が発症することが多く、夏風邪をひいてから2~3週間以上咳が続くようなら要注意です。気道が炎症を起こしてしまっているかもしれません。女性に多く発症し、また再発を繰り返すという特徴があります。

 

喘息同様、刺激に対して過敏になり空咳が続きます。とくに明け方に多く、温度差でも咳が出やすいです。

「喘息」という名前がつくものの、ヒューヒューという喘息特有の症状は出ません。しかし咳喘息が喘息へ進むケースもあるため、しっかりと治療する必要があります。

 

夏型過敏性肺炎

夏型過敏性肺炎とは、カビが原因で起こる肺炎です。夏場はカビが繁殖しやすい時期のため、知らず知らずのうちにアレルギー反応を起こす場合があるのです。病院でも判断しづらく、自覚がない場合がほとんどです。

 

毎年夏になると咳がひどくなり、しかもずっと続くという場合は、夏型過敏性肺炎が疑われます。子どもにも症状が現れる病気なので、夏休みに家にいる時間が長かったり、もともとアレルギー体質の場合は特に注意が必要です。

 

カビが繁殖しやすい場所は、お風呂場、洗濯機、エアコンの内部など。予防のためにはこまめな掃除を心がけましょう。

 

細菌性肺炎

もともと肺に持病があったり、煙草を吸う人や高齢者がなりやすい病気です。肺炎球菌やインフルエンザ菌が原因です。そのほか、高齢者の場合は誤嚥(ごえん)が原因となることもあります。

 

この菌は気管支炎を起こしたうえ、肺へ入り込み重症化しやすいという特徴があります。症状としては咳やねばっこい痰のほか、発熱・胸痛がみられることも。重症化すると呼吸困難や意識障害を起こすこともあるため、早めの治療が肝心です。

 

マイコプラズマ肺炎

しつこく長く続く咳のほかに、熱がなかなか下がらない場合はマイコプラズマ肺炎を疑いましょう。マイコプラズマ肺炎は、マイコプラズマという菌が肺に感染して起こります。肺炎のように聴診器で聴いたときの特有の音がないため、見た目では判断しづらい病気です。潜伏期間が2~3週間と長めなので、まわりにマイコプラズマ肺炎と診断された人がいる場合は注意してください。

 

一度かかると繰り返すことが多く、幼児から老人まで感染します。発疹が出たり中耳炎を併発する場合もあります。
これらの中で思い当たる症状がある場合は、安易に夏風邪と自己判断せず、病院で診察を受けるようにしましょう。