妊婦への影響が怖いジカ熱はこれからどうなる?東南アジア感染拡大中のニュースも!

世界で猛威を振るうジカ熱ですが、ついにアジア、シンガポールに上陸でこれからどうなるのか徹底解説します!

ジカ熱が騒がれているのはこんな理由!

世界中で猛威を振るっているジカ熱は日本での感染は未だ確認されていないものの、世界を巻き込んだ感染の広がりに予断を許さない状況が続いていますよね。

ジカ熱は南米で流行が始まり、リオ五輪による感染拡大が懸念されたあげく一部選手は出場を見合わせるなど大きな不安を与えました。

この記事ではジカ熱の症状や恐ろしさ、そして多くの方が心配する妊婦への影響などをお伝えします。

 

ジカ熱とはそもそも何か?流行の始まりや感染ルート

ジカ熱は蚊から感染する病気?2013年にポリネシアで流行が始まった

ジカ熱は蚊を介して感染するウイルス感染症です。蚊を媒介する病気と言えば、マラリアやデング熱が有名ですから皆さん一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?

リオ五輪が開催される南米で流行したため世界的に大きなニュースとなりましたが、実はこれまでもジカ熱は何度か流行しています。2007年にはミクロネシアのヤップ島で流行したあと、しばらくの間ジカ熱は息を潜めていました。

しかし2013年にポリネシアで10,000人の感染が確認され、翌年の2014年には地理のイースター島で流行して、ついに2015年にはブラジルなどを含む南米大陸で流行してしまいました。2016年はじめごろには、中央アメリカ、南アメリカ大陸、カリブ海の20の国と地域で感染が確認されています。

 

なぜジカ熱は南アメリカ大陸に渡ってしまったのか

南太平洋のポリネシアから南アメリカ大陸のブラジルとなれば数千キロ離れていますが、どうやってジカ熱が渡ったのでしょうか?

研究者の間では2014年のブラジルワールドカップ、あるいは2013年のコンフェデレーションズカップのとき、ポリネシア方面からの応援や観光客が持ち込んだのではないかと言われています。

 

ジカ熱のこんなところが恐ろしい!広がるリスク

感染者の80%は感染にすら気づかない!

感染後のウイルスの潜伏期間は3日?12日ですが、80%は感染しても症状が出てこないとのことです。つまり感染しても大半の人が気づかないところが本当に怖いですよね。

 

高熱にならず症状が軽い?感染が見つかりづらい

主な症状は発熱や関節炎ですが、38.5度以上の高熱になることは稀だそうです。このため症状が気にならなくてお医者さんにかからない方もいるでしょうから、感染発見の遅れや拡大に繋がりやすい病気です。これ以外の症状は目の充血なども見られるそうですよ。

熱と関節の痛みというとインフルエンザを思い出してしまいますね。日本では流行していないものの、熱は高くないけれど関節が痛いような症状があれば速やかに病院に行ったほうが良いと思います。

 

ジカ熱の治療は対症療法のみ?!

気になる治療ですが症状が軽いことや特効薬がないので、治療は発熱や関節の痛みを押さえるために解熱鎮痛剤を投与する程度の対処しかないそうです。

 

妊婦さんがかかると小頭症のリスクが50倍?!

ジカ熱の母子感染で赤ちゃんが小頭症になる

高熱が出ることは稀で、大半の人は感染していることにすら気づかないジカ熱ですが、妊婦さんがかかると大変なことになる可能性があります。

というのも、妊婦がジカ熱にかかると母子感染によって胎児がジカ熱に感染してしまい、胎児が小頭症になってしまうことがあるそうです。

小頭症の赤ちゃん、その母親の胎盤の双方からジカ熱ウイルスのRNAが発見されたことから、ジカ熱は小頭症の原因になると言われています。また、小頭症で亡くなった赤ちゃんの脳の組織からジカ熱ウイルスが検出されたという報告もありました。

 

小頭症になるリスクは50倍!

妊婦が妊娠初期(3ヶ月)にジカ熱に感染した場合、赤ちゃんが小頭症になるリスクは通常の50倍という研究結果もあります。別のニュースではおよそ10人に1人の割合で小頭症になるという結果も示されました。

健康な成人がジカ熱そのもので亡くなるケースは稀ですが、妊婦が感染してしまった場合は胎児への影響がとても大きいのが怖いところです。

 

世界の反響はこんなにすごい!

性交渉による感染が報告?感染拡大の原因になりそう!

蚊を媒介して感染するジカ熱。感染を防ぐためにはデング熱流行の際に言われた時の対策と同様、蚊に刺されないような工夫が大切です。しかし最近、ジカ熱の感染は蚊だけではなく、性交渉を通じて感染することがわかったため大変な衝撃を与えました。

 

流行地域から帰国後も8週間は要注意

このニュースを受けて厚生労働省は流行地域の滞在中はもちろん、帰国後も症状の有無にかかわらず最低8週間はコンドームを使用する、あるいは性行為そのものを控えるように呼びかけています。

 

東南アジアでジカ熱の感染拡大中

そしてジカ熱は東南アジアでの感染拡大も確認されています。タイでは2016年はじめに感染が確認された後、8月までに確認された感染者数は100人まで増えました。シンガポールでも80人を超えていて、さらに増えるのではと心配を呼んでいます。

 

寄生虫サナダムシの駆除薬が効く?!

その一方特効薬のないジカ熱に効くかもしれない薬が見つかったという明るい話題もあります。なんとサナダムシを駆除する薬がジカ熱ウイルスの増殖を防ぐ効果があるとのことで、実験が進められています。サナダムシを駆除する薬の歴史は古く、副作用が強くないので妊婦も服用できる点がとてもうれしいです。このような薬の研究と並行してワクチンの開発も急がれています。

 

まとめ

ミクロネシアから南アメリカ大陸に飛び火したジカ熱は東南アジアなど世界各国に感染が拡大しています。症状は比較的軽く、80%の感染者は症状が出ないなど気づきにくい病気ですが、妊婦が妊娠初期に感染した場合は小頭症の赤ちゃんが生まれる確率が50倍高まるなど恐ろしい結果を招く病気です。

性交渉による感染も報告されているため、蚊だけでなくコンドームの使用も推奨されます。日本では流行していないものの予断を許しません。これからも推移を見守りましょう!

【長引く夏風邪】咳、鼻水、発熱、下痢がいつまでも治らない!知っておきたい対策

風邪の中でも特に夏に引くものを「夏風邪」と呼びます。夏風邪は咳、鼻水、喉の痛みなどの症状がだらだらと長引きがち。一体なぜなのでしょうか?今回は、夏風邪が長引く理由と対策について、また夏風邪以外に考えられる病気について詳しく見ていきましょう。

夏風邪の鼻水や咳が止まらない!一体なぜ?

夏風邪で長引く喉の痛みや咳に悩まされる人も多いはず。夏風邪を長引かせる原因と、その種類について知っていきましょう。

 

夏風邪が基本的に長引く理由

そもそも風邪は、体の抵抗力が弱まっているときにかかりやすくなります。夏はエアコンの効いた屋内と屋外との気温差が激しいため、自律神経が乱れがちです。

 

また暑さによる食欲不振が体力低下を招き、疲労がたまった状態が続くと、風邪の原因となるウイルスを排出する機能もうまく働きません。これが夏風邪が長引きやすい原因だと考えられます。

 

大人と子供がかかりやすい夏風邪は少し違う

一般的な風邪のウイルスは200種類以上あり、寒さや乾燥した状態を好みます。しかし夏風邪の原因は、高温多湿を好むウイルスの場合が多くなっています。代表的なものが「エンテロウイルス」「アデノウイルス」。この2つは特に抵抗力の弱い子供がかかりやすいウイルスです。

 

一方、大人がかかりやすいのが「ライノウイルス」。こちらも高温多湿を好むウイルスですが、咳や喉の症状は出にくく、高熱や鼻水が主な症状となっています。

 

夏風邪の主な症状を抑えるには

夏風邪の主な症状には喉の痛みや咳、鼻水、腹痛などがあります。これらの症状は免疫力の回復を遅らせ、風邪を長引かせるという悪循環になってしまいます。つまり、まずは喉の痛みや咳の症状を抑えることが重要なのです。

 

喉の痛みには生姜が効果的

生姜には咳・鼻づまりを抑える成分が含まれています。生姜の絞り汁やすりおろしたものを紅茶に混ぜて飲むと、喉の痛みが緩和されたり、痰を出しやすくなります。このほか殺菌作用や咳どめ効果もあります。

 

寝る前の処置が大事

体力・免疫力の回復のためには、寝る前の処置が重要です。寝ているあいだに咳が出ないよう、寝る前に咳止めを飲むと効果的。また、寝る前にビタミン剤や栄養剤を飲むのもおすすめです。寝ている間に最大限体力の回復をはかるようにしましょう。

 

下痢止めは逆効果

下痢の症状は、夏風邪の原因となっているウイルスを排出しようというはたらきです。そのため、むやみに下痢止めを使ってしまうと体内でウイルスが増殖し、かえって治りが遅くなってしまうことがあります。とはいえ下痢が何日も続くと脱水症状を引き起こす恐れもあるので、病院で診察を受けましょう。

 

普段の生活を改善して夏風邪予防

夏風邪を予防するためにはウイルスを避けることはもちろん、体力・免疫力の低下を防ぐ必要があります。そのためには規則正しい生活を送ることが大前提です。夏風邪を予防するためのポイントを見ていきましょう。

 

ウィルスへの感染を予防する

  1. ウイルスに接触しないようにする

ウイルスに接触しないためには外出を控えることが一番ですが、実際にはそうも言っていられませんね。夏場でも外出時のマスクの着用を意識しましょう。

 

  1. 接触してしまった場合は、感染を防ぐ

ウイルスに接触してしまっても、感染を防ぐことは可能です。ウイルス感染の予防にはうがい・手洗いの励行が基本中の基本。うがい・手洗いは冬でも夏でも変わらず重要ですので、外出から帰った後には習慣づけたいですね。

 

そのほかにも、トイレや洗面所のタオルはこまめに変えるようにしましょう。濡れたタオルではウイルスが繁殖しやすいためです。

 

免疫力を低下させないコツ

栄養と休養をしっかりとろう

免疫力を保つためには、栄養と休養をしっかりとることが大切です。スタミナをつけるにはにんにくやニラを使った料理がいいでしょう。また乳製品に含まれるタンパク質には、免疫を活性化する効果がありおすすめです。

 

夏は食欲も低下しがちですが、無理のない範囲で食事はしっかり摂りましょう。食が進まない場合はおかゆにしたり、ゼリータイプの栄養補助食品で補う方法もあります。そして早めに寝て体力を回復するようにし、体調が悪いときは無理をしないことが大切です。

 

急激な温度変化に注意

急激な気温の変化も免疫力を低下させやすいので、冷房の効いた室内と屋外の行き来が多い場合などは注意が必要です。冷房の効いた屋内では、薄手のカーディガンを羽織ったり冷たい飲み物をとりすぎないようにしましょう。夏でも足元をあたためるようにしたり、腹巻きを使って冷えを防ぐのはおすすめです。また直射日光に長時間当たることは避けてください。

 

いつまでも夏風邪が長引くときは他の病気かも?

もともと長引きがちな夏風邪ですが、特に咳や喉の痛みがだらだらと続く場合は他の病気の可能性が疑われます。具体的に夏風邪と間違われやすい病気を見ていきましょう。

 

咳喘息

もともとアレルギーを持っている人が発症することが多く、夏風邪をひいてから2~3週間以上咳が続くようなら要注意です。気道が炎症を起こしてしまっているかもしれません。女性に多く発症し、また再発を繰り返すという特徴があります。

 

喘息同様、刺激に対して過敏になり空咳が続きます。とくに明け方に多く、温度差でも咳が出やすいです。

「喘息」という名前がつくものの、ヒューヒューという喘息特有の症状は出ません。しかし咳喘息が喘息へ進むケースもあるため、しっかりと治療する必要があります。

 

夏型過敏性肺炎

夏型過敏性肺炎とは、カビが原因で起こる肺炎です。夏場はカビが繁殖しやすい時期のため、知らず知らずのうちにアレルギー反応を起こす場合があるのです。病院でも判断しづらく、自覚がない場合がほとんどです。

 

毎年夏になると咳がひどくなり、しかもずっと続くという場合は、夏型過敏性肺炎が疑われます。子どもにも症状が現れる病気なので、夏休みに家にいる時間が長かったり、もともとアレルギー体質の場合は特に注意が必要です。

 

カビが繁殖しやすい場所は、お風呂場、洗濯機、エアコンの内部など。予防のためにはこまめな掃除を心がけましょう。

 

細菌性肺炎

もともと肺に持病があったり、煙草を吸う人や高齢者がなりやすい病気です。肺炎球菌やインフルエンザ菌が原因です。そのほか、高齢者の場合は誤嚥(ごえん)が原因となることもあります。

 

この菌は気管支炎を起こしたうえ、肺へ入り込み重症化しやすいという特徴があります。症状としては咳やねばっこい痰のほか、発熱・胸痛がみられることも。重症化すると呼吸困難や意識障害を起こすこともあるため、早めの治療が肝心です。

 

マイコプラズマ肺炎

しつこく長く続く咳のほかに、熱がなかなか下がらない場合はマイコプラズマ肺炎を疑いましょう。マイコプラズマ肺炎は、マイコプラズマという菌が肺に感染して起こります。肺炎のように聴診器で聴いたときの特有の音がないため、見た目では判断しづらい病気です。潜伏期間が2~3週間と長めなので、まわりにマイコプラズマ肺炎と診断された人がいる場合は注意してください。

 

一度かかると繰り返すことが多く、幼児から老人まで感染します。発疹が出たり中耳炎を併発する場合もあります。
これらの中で思い当たる症状がある場合は、安易に夏風邪と自己判断せず、病院で診察を受けるようにしましょう。