【性同一性障害の真相】性の多様化を理解しサポートしよう

性同一性障害の真相を知っている方は、日本または世界にどれくらいいるでしょうか。アナタの周りにも、性同一性障害を持っていても誤解を招くことを恐れて周りに言えずにいる人がいるかもしれません。性同一性障害の真相を知り、サポートしていきましょう。

性同一性障害ってどんな病気なのか真実を知ろう

性同一性障害の方をサポートするためには、まずその真相を知ることから始めましょう。

 

多様化する性

性同一性障害には、性の多様化がキーワードとして挙げられます。性的指向という、人の恋愛・性愛の対象がいかなるものに向くのかという概念が多様化しているのです。

男性が男性を好きになったり、女性が女性を好きになったりなどの同性愛、または両性愛などの性の多様化は少数派のものであり、偏見や差別の目を向けられるという真相があります。現在はこのような偏見・差別が不当であるとの見方が普及しつつありますが、依然として偏見や差別がなされているという問題があります。

 

生物学的違和感

性同一性障害は、生物学的な性自分の認識としての性が一致しないために支障をきたしている状態を言います。身体は男性であるのに、心は女性である。反対に、身体は女性であるのに心は男性である。このような生物学的な性と認識している性の不一致、生物学的違和感によって性が多様化していくのです。

 

性同一性障害の原因

そもそも性同一障害の原因は何なのでしょうか。実はその原因は今だ解明されていません。しかしホルモンバランス胎児期が深く関わっていることが研究の成果として明らかになってきました。

通常、赤ん坊が母親のおなかの中にいる頃に受けるホルモンの影響で、生殖器や脳が形成され性が決定します。

男の子を例にすると、受精後に自らによって作り出されたテストステロンという男性ホルモンを浴びて生殖器が形成されます。さらに母親の子宮内でエストロゲンという女性ホルモンを浴びます。そして出生する直前に、再びテストステロンを浴びますが、これは母親から分泌されるものです。

ここで脳が男性であると決まります。つまり男の子であれば、胎児期に2度に渡って男性ホルモンを浴びることになります。しかし2回目の男性ホルモンによる男性の脳の形成が不十分であると、身体と認識の性の不一致が起きてしまうと考えられています。

 

性同一性障害の症状

性同一性障害の具体的な症状としては、以下のものが挙げられます。

  • 異性の格好(服装など)をする
  • 異性の遊び(男の子が女の子の遊び、女の子が男の子の遊び)に興味を持つ
  • 異性の友人を作る
  • 女性であるがサラシを巻いて胸を隠す
  • 男性であるがヒゲが嫌でたまらなくなる

これらのように、自分の身体の性を認めたくない意識、あるいは嫌悪感や不快感などを感じることが症状として出てきます。身体的な性では無く自身の認識している性で社会に受け入れられたいという傾向があります。

 

治療方法

性同一性障害の治療は、日本精神神経学会によって規定されている診断・治療のガイドラインに沿って行われます。精神的な治療身体的な治療に二分類されますが、一般的には精神的な治療が先行して行われます。

身体的治療はホルモン療法などが挙げられ、女性としての認識を持っている方には女性ホルモンを、男性としての認識の方には男性ホルモンを投与していきます。ホルモン療法は、ある程度の年齢になってしまうと骨格が決定されるために効果が限定的になってしまうという面を持ちます。身体的にほぼ変わりのない子供のうちにこの治療を行うと、その効果が発揮され、身体も女性のように或いは男性のようになります。

大人の方は身体的治療を求める方が多く、精神的治療から身体的治療へ移行される方もいらっしゃいます。これについては、病院側のチームとの十分な検討により実現するものです。手術療法なども身体的治療の手段として存在します。

これらの治療は、性同一性障害を持つ方が自分らしく生きていくためのものであり、治療後のサポートも病院側の役割となっています。

 

性同一性障害検査と診断

性同一性障害の真相が見えてきましたね。しかし性同一性障害であるか否かはどのように判明するのでしょうか。実際は病院で検査を受けることが一番ですが、ここではその性同一性障害の診断が簡単にできるチェックリストを紹介します。もし不安な方がいらっしゃれば、確認してみてくださいね◎

 

性同一性障害診断チェックリスト

ここでの性の前提は、身体的な性であるとします。

 

  • 同性の友人との価値観に違いがある
  • 異性の友人が多い
  • 小説などの物語を異性の視点で見る
  • 異性として扱ってほしい
  • (男性であるが)男性の目が気になる
  • 自身の性に違和感を覚える
  • 自身の身体的な成長に不快感を覚える
  • 趣味が異性的である

 

これらに当てはまる数が多ければ性同一性障害の可能性は上がりますが、実は性同一性障害の診断は専門家でも困難です。あくまでも一種の判断材料であり、これによって決定される訳ではないことを忘れないでくださいね。自身の性に多少の違和感を感じても、生きている上で問題が無ければ性同一性障害ではないとの診断を受けることもあります。

 

自覚する時期は人それぞれ

性同一性障害は、その原因からもわかるように先天的なものですが、それを自覚するきっかけは本当に人それぞれと言われています。現在の性の認識に何も不信感が無くても、徐々に嫌悪感を抱いていくようになる事もあります。または自覚していても嫌悪感・不快感が無い方もいらっしゃいます。性同一性障害というものは、そのきっかけも症状も本当に人それぞれのようです。

 

よくある兆候

先ほど性同一性障害の具体的な症状を挙げました。それらに共通し、性同一性障害のよくある兆候としてはやはり自分の性に違和感を覚えること体の成長に不快感を覚えることです。この自身の身体的な性に対するマイナスな感情が兆候としてあらわれます。

 

恋愛関係や趣味は無関係

性同一性障害を持っている方は、恋愛に関しても心の性に従った異性を好むことがあります。しかしそれは全てのケースに言えることでは無く、恋愛関係や趣味が無関係である場合も多くあるんです。

恋愛対象というものは他者に向けられたものであるため、性同一性障害とは別のものとして考える見方があります。自覚する時期が人それぞれであるように、異性的な趣味を持っていても気にならない方もいらっしゃいますよね。この点で恋愛関係や趣味は性同一性障害と無関係なのです。

 

まとめ

性同一性障害について、その真相に迫ってきました。性同一性障害は先天的なものであり、それを自覚するタイミングや自覚してからの生き方も本当に人それぞれです。周りに相談しにくい病気でもありますね。差別的な目を向けるのでは無く、性同一性障害の真相を知り、理解の上でサポートしていくことが重要です。

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